なぜ砂状の油吸着分解剤が良いのか

油がこぼれてしまったら

 

・工場の燃料のタンクや配管に亀裂が入ってしまっていた ・トラックや重機から燃料や作動油が漏れてしまった ・交通事故でエンジンオイルが田んぼや池に流れてしまった 等々、様々な油流出事故が身近に潜んでおり、 実際に弊社バイオフューチャーまでお問い合わせも多く頂いています。 油がこぼれてしまった際にはしっかりと処理しなければならない、 といことが、環境省が定めたガイドラインに記載されています。 ほとんどの場合油は自然に分解されることはありません。 そのまま放置していると油の不快な臭いが広がり、 その付近の生物や植物、周辺で生活している人々に悪影響を及ぼします。

 

 

油を処理する方法

 

過去の記事でも触れていますが、 油を処理する方法の一部を簡単に紹介します。

 

油吸着分解剤(砂状)

 

油吸着材の中には砂状(粉状)になっている物もあります。 砂状の床面や土壌にこぼれた油の吸着する際に活躍します。 中には砂状の油吸着材にバイオ(微生物)が含まれていて、 バイオの働きにより油の吸着と同時に油の分解も行う、 という機能を持った製品もあります。 この砂状の油吸着分解剤について次の項目で詳しく話していきます。

 

 

油中和剤(液体状)

 

油中和剤は界面活性剤、油処理剤と呼ばれることもあります。 油に対して使用すると、 油が目に見えない程細かくなり、消えたように見えます。 海で大量に油が流出した際の一次処理等で活躍します。 細かく見えない大きさにはなりますが、 油がなくなっているわけではないという点には注意が必要です。 こちらのページで油中和剤に関して詳しく紹介しているので、 詳細はこちらでご確認ください。

 

 

油吸着材(綿状・マット状等)

 

油吸着材はその名の通り、油を吸着する為の資材です。 セルロース系やポリプロピレン系の物が多いですが、 共通して水を吸わず油を内部に取り込む物が多いです。 綿状、マット状、フェンス状の物といったように様々な形状があり、 用途に応じて使い分ける必要があります。 油吸着材は水面に浮いた油を回収する際や、 こぼれた油の拡散防止の際に活躍します。 油吸着材に関してもこちらで詳しく紹介しているので、 詳細はこちらからご確認ください。

 

 

 

 

砂状の油吸着分解剤のココがすごい！

 

砂状の油吸着分解剤があるということを紹介しましたが、 ここではその砂状の油吸着分解剤の魅力・便利さを紹介したいと思います。

 

砂状なので様々な場所で活躍

 

砂状の油吸着分解剤は綿状・マット状の油吸着材が使用しにくいような、 床面やコンクリート・アスファルト等で活躍します。 床面・地面に凹凸があっても砂状なので細かい隙間に入りこみ、 しっかり残さず吸着することができます。 土壌にこぼれた油に対しても、 土壌に砂状の油吸着分解剤を撒き撹拌することで、 油を吸着することができます。 その他にも田畑や芝生、岩礁や砂浜等、 陸上のほとんどの場所でこぼれた油に対して使用することができます。

 

 

油を分解するので産業廃棄物処理の必要無し

 

綿状・マット状の油吸着材は油を吸着した後は、 油を含んでいるので基本的には産業廃棄物として処分する必要があります。 (詳しい処分の仕方については各自治体でご確認ください。) しかし油を分解するバイオを含んだ砂状の油吸着分解剤ならば、 吸着した油を分解してしまうので産業廃棄物として処分する必要がありません。

 

 

土に撒き撹拌した場合はそのまま土に放置していれば、 油は分解され砂状の油吸着分解剤自体も土に還っていきます。 また床面で使用した際も箒を使い集めた後は、 敷地内であれば土に置いておけば同じく油はなくなり吸着材は土へ還ります。 (こちらも詳しくはメーカーや自治体にご確認ください) 産業廃棄物処理する必要が無いので比較的安価に処理できる他、 環境への負担が小さい油処理方法です。 しかしデメリットとしてバイオが油を分解するのに、 数か月かかってしまうことが多い、という点には注意が必要です。 また全ての砂状の油吸着材にバイオが含まれているわけではないので、 バイオが含まれ油分解能力があるかの確認も怠らないようにしましょう。

 

 

 

バイオフューチャーの砂状のオイルゲーター

 

バイオフューチャーのオイルゲーターは、 油を分解するバイオを含んだ、砂状の油吸着分解剤です。

 

 

上で説明したように土壌や地面にこぼれた油に対して撒くことで瞬時に吸着し、 その後砂状の粒の中に含まれたバイオが油を分解していきます。 砂状で粒子がこまかいので凹凸やタイルの目地などにも入り込み、 油を逃がさずしっかり吸着します。 油は分解してしまいますしオイルゲーター自体も天然成分なので、 産業廃棄物処理の必要が無く比較的安価に油を処理することができます。 土壌汚染の浄化、重機やトラックのオイル漏れ対策、工場での漏油対策等、 油に関する様々な場面で活躍し、その実績があります。 バイオフューチャーではオイルゲーターの販売だけではなく、 油漏れ事故の対処・浄化作業のプロが在籍しておりますので、 お困りの際にはご連絡ください。